私は自分が建てる新築マンションの躯体は
絶対RC構造にしたかった。

理由は色々あるが、
RC構造は、耐久性・耐震性・耐火性・遮音性が
木・鉄骨に比べ優れているからだ。
特に耐震性と遮音性を良くしたかった。

地震の多い日本なので、耐震構造は絶対重要だ。
特に私が生まれてからでも、
阪神淡路大震災や、東日本大震災
地域はそこまで広くなくても
それぐらいの規模の地震が多く起きている。
安心して住むことのできる家を提供したいという
その思いは強かった。

それと、もう一つ、前の記事にも書いたが
遮音性にも目をつけていた。

生活するうえで生活音は、
時にはトラブルも起こしてしまう。
自分の部屋の上下左右には他人が住んでいる。
そんな中で安心して暮らしていくには、
他人の生活音を極力遮りたいと考えていた。

コンクリートでありさえすれば、音を抑えられるわけでは無い。
厚さが影響してくる。

遮音性に関してはコンクリートの厚さが150mm以上必要で、
分譲マンションや優良住宅の遮音性を求められる住宅では
180mm以上となっている。

私も遮音性を考慮して
「コンクリートは厚めで計画してほしい」と
松本コンサルタントを通して
建築会社に依頼していたが
相手からの裁判でやっと入手した図面を見ると
厚さが150mmになっていた。
残念過ぎるし、悲しい。

こんなところにも、
おまかせ建設会社のいいかげんさがでていた。


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