ただいま、私が建てた新築マンションのひどさを
写真を交えて記事にしています。

<今までの話>

私はおまかせ建設会社に
マンションは完成したと言われましたが
見せてもらっていませんでしたので、
私は、「施主完了検査を行う」
ことを伝え、私が依頼した1級建築士2名と共に
鍵業者に鍵を開けてもらって施主検査を行いました。

この完了検査には、
監理者及び施工者は不在でした。

多岐にわたって詳しくマンションを検査した内容の9回目です。

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<共用部チェック>

屋上部分その2

屋上の塗装については、「屋上部分その1」で取り上げましたが
補足説明させていただきます。

「24.現況は塗膜防水になっており使用材料が間違っている。
 外断熱工法は未施工である。

 屋上及びバルコニー屋根の防水材料は設計図では(アスファルト露出防水
 砂付きルーフ、外断熱工法)である。」

と書きましたが、意味がよくわからないと思います。


実は、屋上及びバルコニー屋根の防水材料は
「アスファルト防水」を発注していたのです。
ところが、
現況は「ウレタン塗膜防水」になっており
仕様がグレードダウンしていました!

アスファルト防水  13~22年
ウレタン塗膜防水   10年
<耐用年数参考URL>
https://tajima.jp/reform/

ここは雨漏りしてはいけないので
長く防水できるものを
発注していました。
値段もかなり違います。

どうなっているのやら・・・


前回ブログの、25と26 で、
パラペット天端・廊下及び階段屋根・エレベーター屋根は
ウレタン塗装防水となっていましたが、
ウレタン塗膜防水の厚みが薄いと書きました。

これはどういうことかというと

・一般的な防水層
ブログ一般的な塗膜防水


・現地の防水層(切り取ってきた物)

ブログ現況の塗膜防水①


ブログ現況の塗膜防水②

写真からも伝わるでしょうか?

ウレタン塗膜防水は、A・B・Cを使い分けていますが
実際に貼られていたものを切り取って確認したら
注文していたもの(参考画像一番上)の
30分の1ぐらいしか厚みがなかったのです。
普通の紙みたいな厚さ。

そんなので防水できると思っているのでしょうか?

おまかせ建設会社の「標準仕様」は
こんなレベルなのでしょうか?

しっかり塗装していても
経年劣化は否めなくてメンテナンスは必要なものですが
新築でこの状態だなんて・・・・

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