訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ

満を持して、不動産経営に乗り出したのに、その船はいきなり転覆。 私は、泥の海を泳ぎ切ることができるのか?

2021年06月

欠陥住宅問題を長年取り組んできた
一級建築士・井上さんの助言に従って、
地方自治体に陳情書を書き
行政告発を行った私だったが、
基本的に行政は、
監督官庁としての立場で動いているので、
どの様な指導や罰則をしたとか、
どの告発の内容が問題と判断したから動いた、等々、
情報は全くこちらには伝えてくれない。

建設業や建築士の資格許可を出している、
官庁としての対応なので、
こちら側の味方でもなく、
注意勧告しないといけないと判断したら
その対応をしてくれるはずなのだが
どうなっているのか知りたい
と思うのが当然の感情ではないだろうか。

それで、私は
告発後、どういう風に動いてくれたのか気になって
行政担当者に話を聞きに行った。
 
  行政担当者…緑  私…赤字

「申し立てに書かれていた内容は、
 建設業法、建築士法律に違反している所が見受けられます。」

「では、指導してくださいましたか?
 おまかせ建設会社に罰則は与えていただけましたか?」

「相手方は、設計図面や書類関係を
 全て施主Pさんに渡していると言っています。」

「ええ!そんなわけないでしょう?
 こちらは、これだけの資料を作って、
 もらっていないと陳情しているのに、
 相手が出したと口で言えばそれを信じるんですか?
 第一、その提出したという書類は、見たのですか?」

「いえ、目視確認はしていません。電話で聞きました。」

「なぜ会社に行って確認してくれないんですか?」

「こちらには捜査権がないので、
 会社に入って調べることはできません。」

「業者は電話で適当に答えたらいいので、
 やりたい放題じゃないですか、
 1級建築士の資格を与えたのだから、
 ちゃんと仕事しているのか
 監督してください。
 行政には監督責任があると思います。」
 
この件で指導が入る入らないは、
 施主Pさんには関係ないでしょう?
 こちらは片方だけの訴えで動くことはできません。」

このときには地元の市会議員さんが
心配して同席してくれていたので
監督責任のある行政が、
おまかせ建設会社に指導してくれるよう
議員さんからもプッシュしてもらった。

で、その議員さんのプッシュが効いて
行政がもう少し指導に入ろうとしてくれた矢先
おまかせ建設会社が私を相手どって訴訟を起こしたので
「民事の裁判に影響を加えることはできない。」
と、裁判の結果が出るまで行政の指導は
ストップしてしまったのだ。
ああ。

裁判所3

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井上さんが、なぜ私の建てているマンションを
見に行ってくれたかというと
今までに、おまかせ建設が建てたマンションを
建物診断した経験があるということだったからだ。

同じようにおまかせ建設会社が建てた物件で
入居者が入った後
さまざまな不具合が起きていたので
井上さんが建物を診断したらしい。

私の場合も
私の手元にある書類は少ないので
(図面とか明細とか)
実際に建物を見た方が早いと言ってくれた。

井上さんの話によると
こんないいかげんな契約書を作る業者は
建物を建てるプロセスもおかしな事になっている、とのことだった。
一事が万事である。

書類関係、建設手順、
設計・監理施工が一緒
(これだといいかげんなことになってしまう)
実際に建てる作業も適当。
たぶん、そうなっているはずだからと
現物を確認してもらったのだ。


おまかせ建設から、鍵も貰って無いので
外からしか調べる事ができなかったが、
予想以上の状態だと、井上さんも落胆されていた。

そこから井上さんに
今さらで情けない話であるが
建築をする為に必要な手順や、
必要な資料等を懇切丁寧に教えてもらった。

図面等の書類が必要性や、
それらがどの様に建築に影響するか、
行政にどうやって情報を整理して持っていくか、
(陳情書の書き方)
建設会社にどのように要求していくか、
等々多岐に渡り、教えてもらった。



弁護士に相談
 ↓
欠陥だらけの契約書で契約した私が悪い
建築料金や追加料金について

などしか相談にのってもらえない。

なぜかというと弁護士は法律には詳しいけれど
建築に対しては素人なので
金銭の話が中心となり、建築の問題が浮き彫りにならない。


建築士に相談
 ↓
建物にどのような欠陥があるかは指摘してくれる


でも、裁判手続きには詳しくないので、
争い事になると、どうしても及び腰になってしまう。

一番いいのは
弁護士が建築士と私と連携をとって、
事件にあたってもらえるといいのだが
そんな弁護士は見つからなかった。


幸い、井上さんは、建築士でありながら、
欠陥住宅問題に長年取り組んでおり、
建築はもちろん、法律や裁判に関しても、熟知されていた。


私は穏便にスピーディに
ことを解決したかった。


裁判に持ち込むと時間もお金もかかるので
行政への陳情書を書くなど
手を尽くした。

事態を少しでも早く収拾しようと
行政にも助けを求めたわけだが、
結果はおまかせ建設会社から訴えられるという
悲惨な経過をたどることになってしまったのだけれど。

次回は、行政に訴えて
いったんは動いてくれたのに
動きを止めてしまったことの中身の詳細について
書きます。

IMG_0834


失敗ブログ35

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前回のブログ記事で
地方行政に陳情書を出したこと
行政は、おまかせ建設会社のずさんな仕事に対して
動き始めてくれたのに
おまかせ建設会社が弁護士を立てて
私を訴えてきたため、
行政指導が止まってしまったことを書きましたが、
この話をもう少し詳しく書きたいと思います。

※ ※ ※ ※ ※

おまかせ建設会社に直接乗り込んだときぐらいことだった。

私も、事態をできるだけ早く解決したいために
できる限りの行動は起こしていた。
いろいろな所に相談に行っていた。

どの弁護士に相談しにいっても
契約書のダメ出しを受けるだけで

「契約書がだめだったことは、もう十二分にわかっている。」

私が知りたいのは、こんな契約書だからこそ、
 私は今からどのような行動を起こしたらいいのか?
 という解決法なのだ

と思っているのに
私の希望を叶えてくれる弁護士とは巡り会うことができず
悶々とした思いで毎日を過ごしていた。

その中で
弁護士会主催の欠陥住宅相談会があったので参加した。
そこで出会ったのが
欠陥住宅問題を長年取り組んできた
一級建築士★井上さん
だった。

井上さんは
私が一番に不満に思っていることを理解してくれた。

図面をもらっていないこと、
こちらがお願いしたデザインで建物を建ててもらっていないこと
工期がひどく遅れていること
明細のない追加料金の妥当性
ご近所さんに迷惑をかけながら工事していること
それらも全て問題であるが、

耐震に不備がある状態で
建築されている事が一番不満だった。

今まで相談しにいった弁護士さんたちは
契約書や追加料金のことしか話題にしないので
話がなかなか進まなかったのだが
井上さんは建築のプロ。
井上さんが現場を見に行ってくださることになった。

そして私はこの後
井上さんに助言を仰ぎながら
おまかせ建設会社との問題を解決するように、
行動を起こすことを決意することになる。

マンション外装


失敗ブログ34

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朝からテレビで
「トラブルに遭わないため気をつけること」
の特集をしていて
それはリフォームのことだったけれど
耳が痛かった。
心も痛かった。

こんな事態になって、気づく事が多い。
今まで同じ様な注意は何度も見ていた。分かった気になっていた。
実際やってみると、どれほどの詳細や資料が必要か知らなかった。
業者やコンサルがちゃんとやってくれるだろうと甘く見ていた。

発注者の知識や能力によって、業者の力加減も変わる。
建築は金額がとても大きく、一つの失敗が取り返しがつかない。
私と同じような事態になる人が少しでも減りますように。。。


IMG_9628


「めざまし8」の主題歌
SEKAI NO OWARI の歌が
私の気持ちそのものだと思う。

バードマン
(歌詞を一部拝借します)

♪おはよう Early Bird
頑張れたらそうしたいよ
こんな所で 道草食ってるけど
分かってる そう言いたくなる
無人のベンチで
ただ上手くいかない その時感じる
甘えてるとか怠けてるなんて匿名の視線

そんなの誰だって 望んでないし
どっちか選べるなら空飛べる方になりたい

今日も何も出来ない
そんな日がまた終わっていく
でもきっと 明日は
ああ ああ ああ

Early bird 最悪だった昨日も
あんなひどい 想いをしたあの日も
きっと今日の
為だったんだと
言える準備は
いつでもしておくから♪


失敗ブログ33
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私が陳情書を提出して
結局、行政は調査にのりだしてくれたのですが、
喜んだのはつかの間でした。

私は、とにかく耐震構造のしっかりした建物を建てたい、
その一念でいろいろ動いてきたのですが
建築を頼んだ
コンサルタント
建設会社(設計~監査~建築)
が、私の知識がたりないことをいいことに
自分たちが儲かるように適当なことをしました。

いくら話し合いをしようとしても
正当な要求をしても
取り合ってくれなかったので
こんなもめごとが起きてしまったのです。

鴨がネギを背負ってやってきたとばかりに
金儲けの食い物にされてしまいました。

でも、建設会社が私たちにしていることを
白日の下にさらしたら
向こうの非はあきらかになるはずでした。
その調査をお願いした陳情書でした。


しかし、調査に動き始めて指導が入ろうとしたとき
おまかせ建設会社は
トンデモナイ行動に打って出てきたのです。

「依頼主である施主Pは
私どもの建設会社に経費を支払っていない。
請求しても払わない。
だから、こっちが被害者なので
訴える。」


弁護士を立てて宣言してきました。

は?
設計図も明細も何ももらっておらず
デザイナーが指示したデザインでない建物を
ご近所様の迷惑を顧みずにガンガン建てて
明細もない追加料金まで要求してきて
どの口がそれを言うのだ?
と、呆れて言葉が出ませんでした。

私はお金を払わないなど一言も言っていません。
1.図面をもらい、明細をもらい
2.図面通りに耐震構造のしっかり施された
  デザイナーが設計した通りの建物を
3.約束した工期通りにきちんと建ててもらえれば

ちゃんと、正当な経費はお支払いするつもりで
契約をしたのです。
銀行と融資の契約もすませてあるのです。

それが何もなされないから
社長と話し合いをしたわけで
「それならうちで買い取る。」
と一度は言ったくせに
買い取る話はどこへやら。

何も行動せず、
明細も図面もこちらに渡さず
勝手に膨大なお金を追加料金として請求し
支払ってくれないから
契約者(私)が悪い、って
筋の通る話ではありません。

しかし行政は向こうが私を訴えてきたことで
動きをとめてしまいました。
民事不介入だそうです。

痛烈に指導して欲しかったのに。
そんな理不尽な建設会社の仕事を
行政は許してしまうのでしょうか。
失望しました。


私もお金がたっぷりあったらまちがいなく
おまかせ建設会社を訴えていたでしょう。


でも、足りるはずだった資金計画から
余分なお金がどんどん出ていきました。

とても弁護士をやとって
時間をかけて裁判をする
経済的余裕も時間の余裕もありません。
私はたった一介の民間人なのです。
一人の人間が会社と弁護士を相手に
戦いを挑むのは並大抵のことではありません。

支払い


ここからは、私が訴えられて
少しややこしい話になるので
更新の頻度が下がります。


失敗ブログ32

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