問題がこじれていって、
弁護士に5人ぐらいに相談しにいった。
どの弁護士もお手上げ状態。
原因は、契約書にあった。

まずこれは、四会連合協定という
一般的な請負契約に使われるテンプレートで書かれたもので、
通常観念における契約書ではなかった。

この契約書の前提として、
設計&監理と施工が別と書かれているところが
話にならないくらい問題だった。

建物に関わる工事請負契約書は
本来、設計図書や内訳明細書がつき、
100ページ~300ページとかなりなボリュームになる。
しかし、私の契約書は契約書と約款のみで、
20ページぐらいしかない。

契約書


本来は契約書に、
設計士が設計して、施工会社が見積もりをした時、
根拠となる図面を付けたり、
見積もりや、見積もりの根拠となる明細書
(壁紙が何平米か?ドアが何枚でいくらか?)
建物工事標準仕様書、瑕疵担保責任の表記などを明記しないといけない。

それが何もない。
請負金額しか書いていないので
悪い言い方をすれば
何を使って何を作っても、いい事になってしまう。
さらにいくらでも追加金が請求出来てしまう。

実際におまかせ建設会社は
多額な追加料金を
明細も書かずに請求してきた。

工事請負契約書kakou小


どの弁護士からも
「何故、この様な契約書で契約をしようと考えたのか?
 建築会社がいいようにつくられているではないか。」
と、メチャクチャダメ出しを受けた。



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