訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ

満を持して、不動産経営に乗り出したのに、その船はいきなり転覆。 私は、泥の海を泳ぎ切ることができるのか?

カテゴリ: 係争

1月の裁判から早2ヶ月。
早2ヶ月と言っても
私にとっては長いながーい2ヶ月でした。

ずっとサブブログ更新のお知らせばかりでしたからね。

先日裁判が行われたので
近々本ブログ、本来の裁判記事を更新します。

hirosima
 神頼みしかないのか・・・・?



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寺田専門委員(一級建築士)
裁判長、今の状況だけでもお伝えしたらどうですか?

裁判長、
そうですね。
 最後に進捗状況だけお伝えをさせていただきます。
 瑕疵の関係については、瑕疵の該当性、
 それから瑕疵に該当する場合の補修費用の算定ですね。
 その辺の個別の検討については現在終了しております。

 追加変更工事代金についてはどのように捉えるか
 本訴についてもいくつか争点があると思いますので、
 その辺は先ほどの双方の弁護士の先生からの意見を踏まえて、
 最終的に結論としてどういう条件にするのかと、
 最終的なところを詰めていく段階にあるということをお伝えします

施主P(私)
はい、わかりました

裁判長
では本日はこれで終了とさせていただきます。
 次回よろしくお願いいたします。
 ありがとうございました

このように、
「今回は精査状況の経過報告とさせていただきます」と
全く悪びれることもなく、5分もかからず裁判は終了した。

なぜここまで、悪い意味で想像を超えることが起きるのか。
精査状況の結果報告だけなら、
「今日は和解案が準備できていないので、裁判を延期したい」
などと裁判所からアクションがあってもよいのではないか。
せめて一報ぐらいは入れてほしかった。

2ヶ月後に裁判を延ばすという理由の説明もなかった。
裁判に出席するという事は、
一般人の私にとって時間もお金もかかるものである。
精神的負担は非常に大きい。

精神をすり減らして出廷しているのに、
「次回の期日を2ヶ月後にします」という発表だけを聞いて終わるなんて。

検討を始めると、調停や整理に予想外に時間がかかるのか。
そんな事情はわからない。
いずれにしても、私は弱い立場である。
こちらは、残念ながら待つしか選択肢はない

調停案が出なかったことは
どんなに歯ぎしりしてもどうしようもないので
受け入れるしかない。

しかし、この短い裁判の中で
引っかかる発言があった。

私たち夫婦は、
裁判所が調停案を出すのだから、
この訴訟の全体をみて、
「これまでの主張を一通りを汲んで、調停案を考えてくれる
と考えていた。

こちらより、裁判所への意見で、
「調停案に関して損害賠償や逸失利益も含めてほしい」と述べている


今回の裁判が始まる前に、弁護士さんと
「こちらの請求も含め、
損害賠償や逸失利益も含め裁判所は考えてくれていると思うが、
念押しの為に、そのことを考えてくれるように再度伝えておこう」
と打ち合わせていた。

ところが、私がそのことを今回告げると
裁判長が(そこも含めて欲しいんですか??)
と意外に思っているような反応だった
ので、私は
「あれ?この反応は、明らかにおかしい。
 もしかしてこちらの遅延損害金や逸失利益については考慮しておらず、
 瑕疵だけの事を考えて和解案を出すつもりなのか?
と感じたのだ。
そのことは、何より許せなかったことだ。

この心配が杞憂となればよいのであるが、
次回の裁判所から提示される調停案の先行きはとても不安で
2ヶ月間、また落ち着かない日々が始まるのだ。

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2ヶ月ぶりの裁判が始まった。
今日こそは、裁判所側の調停案を聞くことができるはずだと
私は、緊張しながらも少し心を躍らせていた。


裁判長
皆様、お疲れ様です。
 今年もよろしくお願いします。

 さて、前回もお伝えした通り、
 現在調停委員の方で協議を重ねているところです。
 提案について協議をしています。
 瑕疵の関係も概ね検討は進んでおります。
 しかし、まだ調停案を形として
 まとめているところまでは進んでおりません。
 そのため本日は調停案という形でお伝えするようなことができません。

 それで次回3月下旬ごろに、期日を入れさせていただき、
 そこで口頭という形にはなりますけれども、
 調停の案という形でお伝えするような進行を考えています。
 この進行について何かご意見はありませんか?」

施主P(私)
 「ちょっと待ってください。
 予想外でした。
 正直に申しまして、
 本日調停案が出てくると期待していたんですが、
 まだ時間がかかるのですか?

裁判長
そうですね。
 前回もお伝えしたと思うんですが、
 今回は調停案をお伝えすると断言しておらず、
 進捗状況のみお伝えしようと思っておりました。
 もう一期日お待ちいただければと思います

裁判長は2ヶ月前に
「施主Pさんの方はこれ以上細かい表は出せないということで
 おまかせ建設会社さんの方は意見を出すことも難しいということなので、
 それ(瑕疵一覧表)を前提に、こちらで協議を進めたいと思います」
と言っていたではないか。
ものすごくショックだったが、
あらかじめ弁護士と打ち合わせしていた事項を念押しする必要があると思い
震える手を押さえながら、
話をした。


施主P
本日調停案が出てくると期待はしていたんです。
 もし延びるということであれば、
 私は遺失利益も主張しておりますので、
 そこを含めての和解案や心証開示をお願いできれば
と思っております。
 それは大丈夫でしょうか

裁判長
今の御主張状況ですね。
 追加変更工事も含めて、提案として必要な範囲になると思います。
 施主Pのご意見としては
 遺失利益なども考慮してほしいということなのですか

施主P
もちろんです!
 瑕疵の部分だけだと調停案として意味があまりないと思っています」

裁判長
ご意見としては承ります。
 施主Pさんの方から、
 調停案を出すにあたって、
 遺失利益等の主張があることも考慮してほしいという意見が出ました。
 田中弁護士の方から何かありますか?

田中弁護士
こちらは引き渡しを行っていて、
 申し入れもやっていて、
 施主Pさんはマンションの占有もされていますので、
 施主Pさんの遺失利益は発生していないというのがこちらの立場です。  

 こちらはこちらで年1割の遅延損害金があって、
 令和元年からかなり時間が経過していて、
 施主Pさんが実質的な支配をしてから3年以上経っています。
 こちらといたしましても、
 遅延損害金による遅れている分についての配慮があるため、
 施主Pさんの遺失利益等の主張は受け入れられないので、
 和解できないかなと思っています

裁判長
これまでご主張していただいているところですので、それは理解しています。
 では今日はこれ以上話をすることがないので、
 次回は 2ヶ月後行うということでどうですか

私、田中弁護士
はい

続く


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さて、最近サブブログの更新のお知らせばかりでしたが、
今年に入り、裁判が開かれたので、
現在の状況についての記事を
あげさせていただきます。

寒い毎日ですが
皆様お変わりございませんか?

ずいぶん時間があいているので
(なんと、前回の記事から1ヶ月以上開いてしまっています)
少しおさらいをします。

私がマンション建築を依頼したおまかせ建設会社は、
現場検証で多数の
未施工・契約外の内容の工事を確認されたのも関わらず

 「マンションの現況は、施主P(私)の代理人の
 ハイセンスデザイナー事務所からの指示」
 
 「工事をしていないところや完了検査を取り下げたのは
 施主Pの意向」

 「どんな瑕疵があるのか詳しく見積もりを出せ。
 今の一覧表では足りないので、再度詳細を示せ。
 明細をみないと納得しない」  

 「引き渡し段階で払うべき工事代金と
 デザイナー指示による追加料金を払わないと書類は渡せない」
 
と、主張していて、
自分の落ち度を認めようとしない。
一歩も引き下がる様子を見せない。

しかし、裁判所は、私に
「これ以上の詳細な瑕疵一覧表を出す必要はない」
との見解を示した。

つまり去年の最後の裁判で
どんな瑕疵があったのか、私が出した一覧表で
裁判所としては
マンションの瑕疵内容について確認がとれたという段階まで進んだことになる。

そして裁判長は
「施主Pさんの方はこれ以上細かい表は出せないということですよね。
 そして、おまかせ建設会社さんの方は意見を出すことも難しいということなので、
 それを前提に、こちらで協議を進めたいと思います」
と述べて、一月の裁判を迎えたのである。

次回、衝撃の内容に続く。


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前回の流れからの急展開。
『鑑定』をする必要もないと言われて私はほっとしたが、
ヒートアップした田中弁護士は、ガンガン問い詰めてきた。

施主P(私)
田中弁護士は、先ほど、
 本日私が業者の見積もりを持ってくると思っていたとおっしゃいましたが、
 業者の見積もりをこちらが出すと言ったことはありません
 それから、瑕疵の大部分は未施工という所が大きいので
 施工方法はおまかせ建設会社の方でご存じなので、
 工事していないところの工事費用は、
 おまかせ建設会社さんが出せるとは思います。
 一切出せないということはないと思います。
 補修方法も特定した上でこの見積もりも出していますから。
 全く予備的にも金額が出せないということはないと思うのですが


田中弁護士
施主Pさんの業者がもうこれ以上できないと言っているのは
 まちがっていると、こちらは考えているんです。
 業者は、探せばいくらでもいるじゃないですか。
 それなのに、別の業者に頼まず、
 出そうと思えば出せる書類がなぜ出せないのか、
 私は追及したいですね!


施主P
いえ、一級建築士の意見書で
 それの詳細な根拠を出してくださいということだったんですが、
 その建築士がこれ以上の細かい作業はできないと言っているんです


田中弁護士
だから、施主Pさん、
 それは、頼むところを間違っています。
 業者に頼めばいいでしょう


なぜ田中弁護士にそこまで言われないといけないのだ?
今日裁判長は、新しい指針を出して
改めて書き直さなくても審理は進めれると言ったのに。
と思っていたら、裁判長が取りなした。


裁判長
施主Pさんの方はこれ以上出せないということですよね。
 そして、おまかせ建設会社さんの方は意見を出すことも難しいということなので、
 それを前提に、こちらで協議を進めたいと思います


田中弁護士
施主Pさんの方で未施工とおっしゃっている部分というのが、
 外から見える金物の取り付けの部分のことだけなんです。
 それらに関しては、ハイセンスデザイナー事務所さんから
『打ちっぱなしの建物に金物をつけるな』という指示があって
 意図的に金物をつけていないというのがこちらの主張なんです。
 そこも踏まえていただくく必要があると考えております

裁判長
そこは追加認定として、どういう目的だったのかという所の争いになります。
 最終的に証拠を踏まえて判断する内容ですね


田中弁護士
樋も外に出すな、内側ギリギリまで入れろ、
 とハイセンスデザイナー事務所さんから言われました。
 要するに外から付属物が見えないようにせよと指示がありました


裁判長
その辺の主張が、施主Pさんと違っていることは認識しています。
 そこは責任論として争いがある所です。
 双方のご意見としては先ほどお聞きした通りということですので、
 裁判所の方で今ある資料に基づいて検討を進めさせていただきたいと思います。
 双方、現時点で次回までに瑕疵の点・追加の点を含め
 主張の予定をされている事はございませんか?

施主P・田中弁護士
ありません

裁判長
では、こちらの方のまとめる作業に時間を要しますので
 次回の裁判は、日が空いてしまいますが、来年となります。
 よろしくお願いします


田中弁護士
基本こちらとして、裁判を進めるうえで、
 調停員の意見というのが進めていく上で必要になるというのは
 重々に承知してるんですけども、
 話し合いでの解決は難しい状況ではあるんです。
 私はおまかせ建設会社から命を受けてこの場に立っていますのでね
 原告の代表者の感情というものがあります。
 そこは十分ご配慮いただきたいと思います


裁判長
ご意見として承りました

最後に何を言い出すかと言えば・・・・・
田中弁護士の「代表者の感情」より
私の「未だに建物を引き渡されていない損害に対する感情」
の方が、よほど大きいと思う
のだが。

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