訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ

満を持して、不動産経営に乗り出したのに、その船はいきなり転覆。 私は、泥の海を泳ぎ切ることができるのか?

カテゴリ: 欠陥住宅

エントランスの鍵がないとか、あるとか
前回の裁判ではもめていたが、
結局はおまかせ建設会社が、ちゃっかり鍵を持ってきていて
問題なく、現場検証参加者12名は入ることができました。

(あんなに「鍵はない」とつばをはくように
 強く力説していたのに、  
 やっぱり、おまかせ建設会社が持っていたんじゃないか!
 と心の中で毒づく私

屋上の防水仕様間違いや塗膜防水層の薄さについては
前回調停の場でいろいろ言い合いをしたのに
おまかせ建設会社は、
防水業者も呼ばず、
防水の保証書も出してこなかった。

保証書はなくても
元々専門委員の2名は
私たちは、現場をみたらわかる
と豪語されていたが、
専門委員は現場の状況を見て一発で、
あーこれは、施主P(私)さんの主張どおりの防水仕様ですね
と、顔をしかめて認めてくれた。

つまり、図面と違う仕様になっていて、
塗膜防水が異様に薄い
ということである。

裁判長や専門委員は、雨なのに、屋上に上がって、
キッチリ確認をしようとしていくれていたが
おまかせ建設会社側は、コソコソ隠れてばかりだった。

指摘を受けている所の確認の為に
屋上に上がる必要があったのに上がってこなかったし、
部屋の中の確認の際も
廊下でしゃべっていて部屋に入らなかったりと、
態度がとても悪く、
裁判長や専門委員から何度も注意されていた。

あなたたちが施工したものだから
 現地をちゃんと確認したらどうですか。
 説明もしてほしいです

と怒られても、結局従わなかった。

おまかせ建設会社側の3名は
マンションに入ったというだけで
結局ほとんど確認作業や説明もしなかった。

でも、こちらが瑕疵の主張した内容については
裁判所や専門委員に現状を見てもらえ、
私が今まで証拠として出してきた瑕疵を
認めてもらえたのではないか
と思った。

一点、タイルの浮に関しては、
私側の井上建築士と専門委員で意見が分かれたけれど、
ほとんど私が出したことを認めてくれたことは成果があった。

全体として裁判長も専門委員も、
おまかせ建設会社側の態度や工事の状態に対しての印象は
最悪だと考えているようだった。

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失敗ブログ331
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 <町上さんの場合 その4>

町上さんは、とてもまじめな方なので、
初めて建てたマンションを大切に思っているし
実際の大家さんとしての活動も頑張っておられる。
点検

しかし、建築物を建てる知識と今思っているそうです。

今でこそ、高校や大学で土木、建築の勉強をし、
資格をもった人が建築にかかわるようになっているが
昔の住宅建築は
特に資格も必要がなく、大工さんが丁寧に建てていた。
大工は、親方の元で修行をする。
厳しく教えてもらいながら
寸分の狂いもなく丈夫な建物を建てる技術を
5~10年かけて身につけていくものだった。

私はお寺仏閣を拝観することが好きであるが
今のように機械もない時代に
こんな丈夫な建物を釘も使わないで作る技術がすごいと思っている。
エアコンがなくてもなんとなく涼しい。
家が呼吸しているとでもいうのだろうか。

そこまで職人意識を建設会社に求めることはできないが
少なくとも家は大きな買い物。
それが投資のための大きな建物であるなら
欠陥建造物にならないように建ててもらわないといけない。
そして、建設会社と名乗る以上は、
住む人が気持ちよく幸せに住むことのできる建物を建てることが、
最低限の職務だと、私は思う。

そんな考えを持っている建設会社がどれくらいあるのだろうか?
いいお医者さんに巡り会うのが難しいように
いい建設会社に巡り会うことも難しい。

賃貸住宅経営を考えている人は
どの建設会社に頼むかが最重要だということを声を大にして言いたい。
口コミ、経験者の人の話、これも大事。
その上で、ちゃんと自分の目でこれでもかと確認してください。

人任せにせず、
自分の目でもしっかり確認してほしい。
建築のことを何も知らないと
私のようにころりと騙されてしまうので
注意してください。

失敗ブログ66
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 <町上さんの場合 その3>

町上さんは建物を見て
不具合に気づいたので
おまかせ建設会社と松本コンサルタントに連絡した

しかし、
これから施工する部分もあるし、
おまかせ建設会社は、アフターフォローはしっかりするので
今の段階の気になることは
全部なくなりますよ。
私もご指摘いただいたことを、ちゃんと伝えます。」
松本コンサルタントから言われたそうだ。

たしかに、それ以降
おまかせ建設会社は
外壁の亀裂の補修など簡単にできることはやったので
町上さんは松本コンサルタントのいう
「おまかせ建設会社のアフターフォロー」を完全に信じていた。


使用ペンキ


しかし、そこからの進展がない。
簡単な補修には応じても、
大きな修繕は何もしていない。
その上、図面ももらっていなかった。
おまかせ建設会社のアフターフォローは
あるといえるのだろうか?


失敗ブログ65
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 <町上さんの場合 その2>

実直な町上さんは、
井上建築士の指摘に青ざめた。
外壁のでこぼこが気になったが、
よくみれば亀裂も多数あった。

おまかせ建設会社に何度も言ってようやく
修繕してくれたが、
亀裂の上に塗装をしただけだったので、
すぐに亀裂が再発した。
亀裂 

井上建築士は
「一年目の建物に
 このような傷みが見られること自体がおかしい。」
「まずは、瑕疵担保の保証書や竣工図と
 照らし合わせていきましょう。」
と的確にこれからの行動の指針を、
町上さんに話をした。

ところがだ。
おまかせ建設会社は、町上さんに
引き渡しの時に渡さないといけなかった
「瑕疵担保保証書」も「竣工図」も
渡していないことが発覚した。

建築に詳しい方なら、
「なぜもらわなかったのか?」
と疑問に思われることでしょうが,
これも、私のケースと同じです。

おまかせ建設会社は
必要書類を施主に渡さない会社であることが、ここでも発覚。

とりあえず、町上さんの場合は
建って一年たっているので、
「図面を渡すように」
と申し入れたら
私とは違い、書類は届いたようだ。

手広く建設を手がけている会社なのに
竣工図をまともに作ったこともないのか
現況と仕様が違う箇所がたくさんある図面を送ってきた。

それを指摘すると
「え?間違えてました?そうですか。」
と、図面を訂正して
「これで現況通りですね。」
と平然としていたらしい。

図面通りに作るのが契約のはず。
図面を訂正してすむものではないだろうに。

ただ、竣工図と現況があまりにも違うので
さすがにおまかせ建設会社もせっつかれてしかたなく
複数の下請けを入れて、
現況を確認に来たが
結局、どれが正しいのやら、
どの部分のことなのかですら
下請けが把握できなかったので
未だに正確な竣工図はできていない
というありさまである。


失敗ブログ64

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私の裁判は、いらいらするくらい時間がかかっている。

時間がかかっているのは
おまかせ建設会社が委任した
ムーン弁護士事務所の田中弁護士による
審議の妨害とも言える態度もかなりの原因になっているのだが。

その間私は、
欠陥住宅問題に多く関わってきた
一級建築士の井上さんから
おまかせ建設会社がそれまでも
いろいろまずい対応をしていることを聞いた。

その中の町上さんのマンションの例はかなりひどい。
そのようなおまかせ建設会社の施工例を
今日からお伝えしたいと思います。

※井上さんにも町上さんにも掲載の許可はもらっています。
※名前は仮名です。
※私以外にも「こんなひどい目に遭わないでほしい」
 と願っている人がいることに驚いています。
※今の時代SNSを使うこともできますが
 そんな手段をとらずに、苦しんでいる人も多いということですね。

 <町上さんの場合 その1>
町上さんは、
私と同じく松本コンサルタントのセミナーに参加していたそうだ。
(私と面識はない)

不動産投資に興味を持ち、
その勉強をし、
不動産投資を始めていた。

それまでは、自分で新築物件を建てたことはなく
今回が初めての新築物件となった。

私と同じく、松本コンサルタントに
おまかせ建設会社を紹介してもらい、
新築マンションは完成した。

町上さんは、賃貸運営には長けていたが
建物に詳しくなかったので
特に建物を見極めるポイントをよく知らず
松本コンサルタントが紹介した
おまかせ建設会社を信用しきっていた。

一年後、ふと建物に気になるところが見つかった。

「あれ?外壁がでこぼこしているんじゃないか?」

進和・外壁


「一年しか経っていないのに、
こんなことありえるのだろうか?」

心配になった町上さんは
おまかせ建設会社に問い合わせたが
対応してくれないので
知り合いに紹介してもらって
井上さんに調査を依頼したところ、
さまざまな異常が見つかったのだった。

町上さんは、そこまでたくさん異常があるとは気づかなかった。
もちろん、私も
「いわれてみれば、これはひどい。」
となったのであるが、指摘されるまでわからなかった。

さて、この件を
どのように対処していったか、
話は続きます。


失敗ブログ63
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