<これまでの話>

私が満を持して建築し始めたマンションで
いろいろな不具合が起きてきた。

建徳一切を委任したおまかせ建築会社は
何度問い合わせても、
いろいろな疑問に答えてくれなかった。

そこで、私が以前お世話になっていた
「賃貸住宅経営の会」の講師の吉野さんの力をお借りして
おまかせ建築会社と知り合いでもある
「賃貸住宅経営の会」の会長満月さんに口利きをしてもらって
おまかせ建設会社社長と
私の自宅で初めて話し合いをもった。

一番の問題は
設計図も工事工程も施主に渡さず、
どんどん遅れていく工期。

次は、突貫工事を進めるおまかせ建徳会社。
施主の望む設計ではない建物であるばかりか
耐震構造に非常に問題がある建物を造っているので
社長と会い、注意喚起をしたところ
オンラインで参加してくれた吉野さんの力で
「施主Pがこのマンションを引き取れないというのなら、
うちで買い取ります。」
という社長の言葉を得ることができた。


これで事態を打開できたと思ったけれど、
月が変わっても、おまかせ建設会社から
いくらで買い取ってくれるのか、何の連絡もなかった。

何度もおまかせ建設会社に連絡をしたが、
なしのつぶてだった。
おまかせ建設会社は沈黙した。

私は、おまかせ建設会社からの返答を待ちながら
今までにどんな問題があったのか整理してみた。

①設計・監理の業務契約書、及び重要事項説明書が存在しない。
②工事契約時の図面や仕様書を受け取っていない。
③瑕疵担保履行法に基づく説明や必要書類を受け取っていない。
④契約時の工事費内訳明細書を受け取っていない。
⑤確認申請の副本を受け取っていない。
⑥設計図一式を受け取っていない。
⑦工事監理者からの工事中の報告などを全く受けていない。
⑧工事中の変更・追加工事費の内訳明細書を受け取っていない。

おや、整理してみると
受け取っていないものだらけだ。

これは自分自身の勉強不足だったと
今は深く反省している。

餅は餅屋、の言葉通り
建築のことは素人なので
建設会社と契約すれば
ちゃんと私の望み通りの建物を建ててくれると信じていた。

でも、本当は、
こんな人生をかけた契約をするときには
人任せにしないで
自分でもしっかり確認をしないといけなかったし
自分の疑問に応えてくれない業者には
委託してはいけないのだ。

今からでは遅い。
でも、これを読んでくださっている皆さんは
私と同じ過ちを犯さぬよう、
念には念を入れて
ご自身でもしっかり確認をしてください!

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